毒親から逃げるのは大変
40代前半、精神障害者保健福祉手帳2級、障害基礎年金2級のあゆむです。
若く、健康なうちに自分の親が「毒親」であることに気づけたのなら、迷うことはありません。
さっさと逃げて、住民票の閲覧制限をかけ、親からの電話やメールは着信拒否。
できれば、キャリアも番号もアドレスも変えたほうがいいです。
健康であれば、生きるために必要な仕事を見つけるのも難しくはないでしょう。
若ければなおさらです。
しかし毒親の恐ろしい所は、慎重に準備を進めていても、何故か気づくことです。
アタクシが夜逃げを決心した時、親が確実に家にいない時を見計らい、夜逃げ屋さんと電話で打ち合わせをしていました。
ところが、ある日突然。
「家を出るなら、ちゃんと相談と報告をしてからにしろ」
恐怖です。恐怖政治です。
やむを得ず、何故実家を出てひとりにならなければならないのかを説明し、なんとか了承させました。
了承はさせたのですが、了解はしていない毒親ですから、リトルナースサンドバッグが家から出られなくなるよう、条件を付けてきます。
アタクシの場合、まっさきに挙げられたのが。
「木造アパート、ハイツは絶対禁止」
この条件で、福祉や生活保護を受け入れてくれる物件がほぼ全滅です。
そして障害基礎年金2級ですので、家賃も3万前半までに抑えるつもりだと言うと。
「せめて4万以上のまともなところにしろ。月4万の援助は約束する」
で、探しに探して、オーナーからOKが出た物件の顛末はこちら。
「精神疾患」
この四文字で、ほとんどの保証会社に落とされます。
そして、提携している保証会社が落とすと、その後は物件を紹介してもらえなくなります。
焦って闇雲に不動産屋を回ったら、全滅する危険性が大きい。
というわけで、ネットでひたすら情報を集めました。
そして、どうにか借りられたけど、オーナーに追い出されたという情報発見。
その理由がですね。
「一日中カーテンを閉めている。感じが良くない」
……アタクシもカーテン、開けられないのですが。
こんな理由で追い出されることもあると知り、ますます慎重になりました。
で、この記事。
家賃滞納と規則違反が過ぎるケース以外では、まず追い出されない良物件。
でも、家賃高い。
しかし、親を無理矢理にでも納得させるには、最低でもこのスペックが必要。
ということで、URの一時払い使って引っ越すと告げたら、親がパニックに。
保証会社の審査に落とされたって言ったら、親、喜んでたからな!
「やっぱりうつだと貸してくれないのね〜♪」
子供の不幸や不運を喜ぶとか、まさに毒親。
ここ最近の記事で、見学を引き延ばされていると書いてますが、大人気のなさ、半端ないです。
「お母さんもほら、もうトシでしょ? 沢山のことは一度に出来ないの」
「今週行くって言ってた日ね、歯医者さんになったの。他の日も用事があるし」
こんな感じですので、また「今週行ける日なくなった」と言ったら、仮申込みを実行いたします。
あとさ。うちの毒親、アタクシを未だに自分たちの一部だと思ってるんだわ。
毒親はな。自転車危ないよ。足腰弱ってるし。
「だからお前も自転車乗るな。歩け」
……アタクシ、筋肉ムキムキなんですけど。
なにがどうして「だから」なのかと人生300万回分問い詰めたい。
というわけで、条件付き紐付きのひとり暮らし、夏が終わるまでに実現させる方向で画策してるわけですが。
できれば完全に縁を切りたい。
しかし、それを阻むのが「通院」だったりする厳しい現実。
毒父がですね、実は医者でして。
医者同士だと、情報交換しても守秘義務違反にならないんです。
通院している限り、医者ネットワークを使えば見つかってしまう。
治療目的以外だと厳密には違反ですが「娘が病気だから」という理由だと、違反を問えない。
さて。どうするかな。
毒より長生きするしか無いのか。
ストレスと薬物療法で本来の寿命がかなり削られてると思うんだが。
そして毒親が二人揃ってめっちゃ健康に気を使ってツヤツヤしててムカつく。